藤原雄/備前徳利(窯変)   FUJIWARA Yuu / Bizen tokkuri (youhen)

径7.8cm×高10.8cm
大きなボタモチに窯変の黒い灰が厚く被った、特上の焼き上がりの徳利です。
共箱には重要無形文化財の印が刻まれており、人間国宝後の作品であることを証明しています。
晩年の最盛期にはこのような小型の徳利を好んで作っています。


藤原雄(1932〜2001)
1932年/岡山県備前市にて藤原啓の長男として生まれる。
1955年/明治大学文学部卒業。父啓のもとで備前焼の製陶技法を学ぶ。
1958年/第5回日本伝統工芸展に初入選。
1961年/日本工芸会正会員となる。
1963年/バルセロナ国際陶芸展にてグランプリ受賞。
1964年/アメリカ・カナダ・メキシコ・スペインの各大学で備前焼の講義を行う。以後、海外の各地に於いて講義をもつ。
1967年/日本陶磁協会賞受賞。
1973年/金重陶陽賞受賞。オーストラリア政府の招聘によりシドニー大学にて備前焼の講座を開く。
1975年/岡山県文化奨励賞受賞。
1980年/岡山県重要無形文化財認定。
1984年/山陽新聞社文化賞受賞。
1985年/岡山県文化賞受賞。紺綬褒章受章。
1986年/日日新聞社芸術文化功労賞受賞。中国新聞社文化賞受賞。
1988年/日本工芸会理事就任。
1990年/平成元年度芸術選奨文部大臣賞受賞。
1996年/重要無形文化財保持者認定。日本工芸会参与就任。
1997年/明治大学特別功労賞受賞。備前陶友会名誉会長就任。三木記念賞受賞。
2001年/没。
付属品 共箱、共布(印あり)、栞(陶歴)
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売切 / soldout