富本憲吉/色繪角瓶001   TOMIMOTO Kenkichi / Iroe kakubin 001

径9.4cm×高20.2cm
型物成型による作品です。
片面には富本憲吉氏独自の梅模様を描き、さらに片方は大胆な斜線文を描いています。
小柄な緑釉による菱形模様がアクセントとなり、全体を引き締めています。
口元の上絵付けも緻密で華麗に仕上げています。
高台部分のサインから1953(昭和28)年の製作と判断できます。


富本憲吉(1886〜1963)
1886 奈良県生駒郡安堵町(安堵村)の旧家に生まれる。
1935 帝国美術院会員となる。東京で上京後初の個展「富本憲吉近作陶磁展」開催。翌年大阪へ巡回。
1937 帝国芸術院会員。第一回新文展の審査員となる。
1944 東京美術学校教授となる。
1949 京都市立美術専門学校の客員教授となる。京都に居を定める。
1955 重要無形文化財保持者「色絵磁器」に認定される。日本工芸会の設立にともない、会員となる。東京で「作陶四十五年記念展」を開催。
1961 文化勲章受章。
1963 死去。
付属品 共箱
販売価格
価格はお問い合わせ下さい
Please contact us.