七代加藤幸兵衛/褐釉酒盃110   KATO Koubei 7th / Katuyuu syuhai 110

径6.6cm×高4.6cm
七代・加藤幸兵衛は父に人間国宝の加藤卓男、祖父に加藤孝兵衛をもち、近藤悠三・清水九兵衛ら名立たる名工に師事を受け、日展や朝日陶芸展にて最高賞などを受賞し活躍。
本作品の褐釉は、ペルシアと中国唐代の交流の中で生まれた 酸化鉄(褐色)・酸化銅(緑色)を用いて表現した三彩技法の一つである。
この古の技法を七代・加藤幸兵衛は、独自の造形感覚を加味し 形状と色調の融合を目指して、古陶器に無い現代的な雰囲気を醸し出している。

七代・加藤幸兵衛(1945年〜)
1945年/多治見市在住。
1968年/京都市立美術大学卒。朝日陶芸展 最高賞受賞。
1969年/日展 特選受賞。
1980年/名古屋にて個展開催(以降10回)。
1987年/日展審査員就任(以降、3回歴任)。
1990年/高島屋大阪店にて個展開催(第1回)。
1991年/日本新工芸家連盟理事就任。
1993年/新宿にて茶陶展開催(以降10回)。
1995年/七代・加藤幸兵衛を襲名。高島屋大阪店にて個展開催(第2回)。第17回日本新工芸展 文部大臣賞受賞。
1997年/第20回都市文化奨励賞受賞。
1999年/日展評議員就任。
2001年/東京・横浜・名古屋・大阪(第3回)の高島屋にて個展開催。岐阜県芸術顕彰受章。
2002年/第24回日本新工芸展  帖佐美行会長賞受賞。
2003年/第25回日本新工芸展  文部科学大臣賞受賞。
2004年/第7回国際陶磁器展MINO2005の審査員に就任。
2005年/高島屋大阪店にて個展開催(第4回)。
2006年/父・卓男の逝去に伴い、ペルシア陶の継承を決意し日展退会。
2007年/ロシア・エルミタージュ美術館にて個展開催。広島、豊橋、宇都宮、多治見にて個展開催。
2008年/東京・大阪(第5回)・岐阜の高島屋、徳島、福井にて個展開催。
2009年/ハンガリー・ヘレンド博物館、ブダペスト歴史博物館。オーストリア・ザルツブルグ博物館にて個展開催。第42回 東海テレビ文化賞受賞。第59回 岐阜新聞大賞受賞 。
2010年/ジェイアール名古屋高島屋、豊橋、浜松にて個展開催。
2011年/岐阜高島屋にて個展開催。
2012年/高島屋大阪店にて個展開催(第6回)。岡山・米子の高島屋、広島、豊橋にて個展開催。
2013年/イラン国立博物館にて在イラン日本国大使館主催による。「大ラスター彩展」を開催。多治見市無形文化財(三彩)保持者に認定される。
2014年/日本橋高島屋にて個展開催(第3回)。陶芸を通じて、日本とイランとの文化交流の促進に貢献した功績により、平成26年度外務大臣表彰を受ける。天皇・皇后両陛下主催の秋の園遊会に招待される。
2015年/岐阜高島屋、横浜にて個展開催。高島屋大阪店にて「甦るラスター彩 七代 加藤幸兵衛展」(第7回)開催。
現在/多治見市無形文化財(三彩)保持者。(社)日本新工芸家連盟 顧問。(社)美濃陶芸協会 前会長
市之倉さかづき美術館 館長。
付属品 共箱、共布(印あり)、栞(陶歴)
購入数
売切 / soldout